こんにちは。国語の田中です。
すっきりしない天気が続いていて気分も沈みがちになりますが、みなさんはいい1週間のスタートが切れましたか?
さて、アカデミクスも4月期がスタートしています。
国語の授業も始まっています。
古文は基本の文章の読み方のレクチャーが終わり、これからどのクラスも単語帳を利用しながら一気に単語を覚えていくことになります。
ところが、みなさんから「古文単語はなかなか覚えられへん・・・」という耳を疑うような発言(笑)をよく聞きます。
そこで、私から1つアドバイスを。
単語を覚える際に「丸暗記しよう」と思うと、すぐに忘れてしまいます。
出来る限りその単語の持っている語源やイメージを合わせて覚えていくといいのです。
たとえば、「いにしへ」という単語は「昔」と訳します。
これはもともと「往にし方〈いにしへ〉」で、「往に」はナ行変格活用の動詞「往ぬ」の連用形、「し」は過去の助動詞「き」の連体形です。
つまり「いにしへ」とは「行ってしまった方」という意味。
だから「昔」と訳されるのです。
あるいは、「ののしる」という単語は「大声で騒ぐ」と訳します。
これはもともと昔の人が、大きな音が反響するのを「のーん、のーん」と聞いていて、それが縮まって「のの」となったのが語源です(耳がおかしいんじゃないか、というツッコミはナシで)。
だから「大声で騒ぐ」のように訳すのです。
これらはほんの一例ですが、こうやって覚えると忘れにくくなるでしょう?
では、どうやったら語源やイメージを知ることが出来るの?
単語帳に書いてないじゃないか!
・・・ぜひアカデミクスにお越し下さい(笑)。
一緒に言葉の世界に漂ってみませんか?
そうすれば知らないうちに古文単語なんて400、500と覚えられてしまいますよ。
みなさんのご来校を、お待ちしています!