晴れて大学入学が決まったとして、まず最初にどれぐらいの費用がかかるのか心配ですよね。
簡単にですがご紹介します (以下数字は、日本政策金融公庫「教育費負担の実態調査結果(平成26年度)」、文部科学省「平成26年度学生納付金調査」、文部科学省「平成25年度私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額調査」によります。各大学の平均です)。
まず必要な費用は①大学への初年度納付金、②住居・生活品購入金(自宅外通学者)です。
①大学への初年度納付金
国公立大学、私立大学のどちらに進学するかによって違います。私立大学の方がどうしても高くなりますし、私立大学は「施設設備費」などの費用が含まれますので、さらに高くなります(国公立大学の中にも必要なところがあります)。
国公立大学 : 817,800円(入学料282,000円+初年度授業料535,800円)
公立大学 : 935,578円(入学料397,721円+初年度授業料537,857円)
私立大学(文系) :1,149,246円(入学料246,749円+初年度授業料742,478円+施設設備費160,019円)
私立大学(理系) :1,043,212円(入学料265,595円+初年度授業料1,043,212円+施設設備費187,236円)
私立大学(医歯系):2,764,631円(入学料1,036,391円+初年度授業料2,764,631円+施設設備費863,538円)
②住居・生活費(自宅外通学者)
自宅から遠方の大学で、一人暮らしを始める場合、住居のためのお金や生活品購入金がすぐに必要になります。
平均45.1万円
(25万円未満 →32.8%、
25~50万円 →27.6%、
50~75万円 →23.8%、
75~100万円 → 3.5%、
100万円以上 →12.4%)
①と②を合わせると、仮に「国公立大学で一人暮らし」なら、127万円程度が進学決定後すぐに必要になるということです。
大きな金額がまとめて必要になりますので、事前に計画を立てて準備しておくことが大切だと思います。