すぐに成績が上がる勉強法、というのは、残念ながらありません。
そんなものがあるなら、私たち予備校は必要ないでしょう。
よく世間では「これさえやれば合格できる!」というような謳い文句で勉強法を指南している本がありますが、・・・無理です(笑)。
ただ、成績を上げるために「効率よく」勉強をする、ということは非常に重要です。
効率よく勉強する注意点を列挙します。
1:必ず基礎から始める!
難関校を狙う受験生がよくやりがちなのは、いきなり入試問題や発展問題から始めるという勉強の仕方です。
気持ちは分かりますが、実は非常に効率が悪い。
分からないところばかりで、そこで勉強は止まってしまいますし、解けないからやる気がドンドン失われていきます。
どの教科も、まず重要なのは基礎です。
たとえば数学で、基礎になる公式を知らなければ問題が解けないように、 基礎をおろそかにしては何も始まらないのです。
そして基礎を固める際に重要なのは、「基礎事項を深く理解する」ということです。
よく「基礎事項は単に暗記するだけであとは繰り返し問題を解けばいい」と考える人がいます。
しかし数学の公式には、それが公式になっている意味があるのです。
古文の文法には、なぜそういう使われ方をしているのか、意味があるのです。
それを「深く理解」した上で類似問題を解くと、基礎力は飛躍的に付きます。
基礎力を付けるための参考書や問題集を選ぶ時にも、1つ1つの基礎事項について、「深く理解」出来るように解説がなされているものを選ぶことをお勧めします。
2:とにかく類似問題・応用問題を徹底的にやり込む!
基礎が理解できたら、ひたすら類似問題・応用問題をやり込んで、とにかく頭にこびりつかせていくしかありません。
大変なのですが、でも考えてみて下さい。
たとえばプロ野球選手でも、必ず素振り(ただバットを振り続けるだけの練習)は欠かしません。
プロバスケット選手でも、単純なシュート練習は欠かしません。
そういう基礎に基づいた練習を繰り返すことで、自分の型が完成し、試合での華麗なプレーに繋がっていくのです。
面倒くさがらず、地道に反復練習をしましょう。
3:1週間に一度、難問にチャレンジしてみる!
基礎を理解し、反復練習を徹底的にやり込んでいく過程で、1週間に一度でいい、難問にチャレンジしてみましょう。
たとえば数学で勉強した範囲の、京大の問題にチャレンジしてみるのです。
1題について1日かけてもかまいません。
とにかくその問題について、勉強した公式や類似問題を思い出し、それを駆使して必死に考えます。
ここでのコツは、絶対にすぐに解答を見ないことです。
トコトン考え尽くした上で、精根尽き果てた上で(笑)、解答を見ます。
これを各教科やっていくことで、びっくりするほど応用力が付きます。
4:ご褒美を作ろう!
人間なんて弱いものです。
1~3に基づいて勉強を進めようとしても、つい怠けてしまうことはあります。
そんな時、自分で自分にご褒美を作りましょう。
ちょっとしたことでいいのです。
たとえば、「この長文問題を1題解いたら、シュークリームを食べていい!」とか(笑)。
バカみたいに思えるかもしれませんが、バカに出来ないんです。
人間は、こういうご褒美につられて格段に効率を上げる生き物なんです(笑)。
だまされたと思って、お試し下さい。
以上はあくまでも、大まかな話です。
さらに「効率のいい勉強法」を知りたいあなたは、ぜひアカデミクスへご来校下さい!